2%

有給休暇、わたしの好きな言葉です。

有給休暇を取りました。

といっても何をする訳でなく、要らんポイントカードの断捨離などしてぼんやり過ごしています。

でもこれは進歩で、精神的に持ち直してきた証拠でもあるので、私は私を褒めています。偉い。

元々の性格的にも問題があったのだろうと思いますが、思春期ごろから鬱々しがちで、一時期特に酷かったのが、小康状態と言えるまでに落ち着いてきている。これはいいことです。

鬱という病名こそ出なかったものの、あれは酷いもんで、ポイントカードを捨てていいかどうかの判断も出来なくなるんですよ。そもそもやる気にならない。這い寄ってくる何かむにゃむにゃした恐ろしいものが四六時中傍でこっちを見ている、そんな感じで本当に何も(本当に何も!)手に付かなくなってしまったりして。

そんなこんなで、逃避したり鬱屈したりしてる期間の方が長くなってしまい、元々の健康的な人間の生活というのがどういうものか手探りの異星人状態ですが、何とかやっていきましょう。頑張ります。少しずつ私の思う人間の形を得ていくつもりです。

人生これから。絶対に幸せになってやるからな。


と人差し指を現実に突き付けて威嚇したところで、最近読んだ本の話など。


「短歌という爆弾」

https://www.shogakukan.co.jp/books/09408869


「カステーラのような明るい夜」

https://shichigatsud.buyshop.jp/items/53044218


長文を読むのが億劫な時に短歌や詩は快くて好きです。馴染むし。

先に挙げた方は、短歌の作り方の話なんですが、善意だけのうたはプロっぽくない、みたいな事が書かれていて、なるほど、と思いました。そこはかとなく”終わり”の雰囲気が漂う作品を、私が好きというのもあって、今度作る時は意識してみようと思いました。

ただ、それで言えば後者の本の尾形亀之助というひとの詩は善意に溢れているものが多いかなあ、はたまた編者の方の詩も、どちらかといえば善意に溢れた詩だなぁ、となんとなく思って、これってただ「読み方」の話だよなぁ、と思いました。不吉なスパイスを入れたうたも、善性に溢れた希望あるうたも、どちらもいいもので、ただ、知っていれば気分で読みたいものを能動的に読みに行ける。

まとまりがないですね。作る時と、読む時の、新しい視点を得られたよという話をしたかったです。

こういう文章も続けていれば上手くなるのかな。

そんな感じです。


タイトルの元ネタは今絶賛公開中の「シン・ウルトラマン」を観てください。是非。